
・整骨院と整体院は何が違うの?
今回はこの質問に細かく解いていきます!
大きく分けると資格が違います。
少し細く分けると、こんな感じです。

※ 整骨院では交通事故対応もOKです。(整体院では基本的にNGとされてます。)
整骨院で健康保険が適用されるのは、骨折・捻挫・脱臼・打撲・挫傷の急性外傷の時のみです。
※骨折と脱臼の施術に関しては応急処置以外は医師の同意が必要です。
整骨院でできること
整骨とは、ケガなどの外傷が原因で発生した骨・筋・関節・靭帯などに関わる損傷に対処する施術で、後にふれますが、対象となる損傷は5つあります。
因みに、「整骨」と「接骨」は同じ意味で使われています。
手術をしない『非観血療法』を行います。例えば、電気治療、温熱パック、マッサージなどがその方法になります。
整骨と整体との明確な違いは、整骨は国家資格である「柔道整復師」を持っている人が行う施術、という点です。
無資格者が行うとかえって関節や靭帯を傷つけてしまう恐れがあるため、国家資格を所持した施術者でないと処置はできないと定められています。
整体院でできること
整体とは、体を揉むなど独自の施術を通じて関節や骨格のずれ・ゆがみを矯正したり、筋肉のこりをほぐしたりなどして、全体のバランスを整える行為を言います。
整体によって得られる主な効果は次の5つです。
- 身体の痛みの緩和
- リラクゼーション効果
- 美容効果
- 姿勢が良くなる
- 運動パフォーマンスの向上
整体で対処する「体の痛みの緩和」とは、交通事故などのような急性の痛みではなく、長期間悩み続けている肩こりや腰痛のような慢性の痛みです。
施術にあたって保険は適応されません。
整体の施術をするために義務付けられた資格は特にありません。無認可手技療法に分類されます。
整骨院や整体院を選ぶときのポイント

骨折・脱臼などの処置や介護予防の訓練指導を求めるときは整骨院
整骨の施術を行う人が持っている国家資格「柔道整復師」に認められた処置や指導をしてほしいときには、整骨院を選びましょう。
なぜなら、関節や筋肉、靭帯などの痛みやトラブルは、柔道整復師の資格を持った整骨院でないと対処できないからなのです。
資格のない人が処置をすることは非常に危険なので認められていません。
また、2000年の介護保険法施行によって、柔道整復師は介護予防のための身体機能訓練を指導することが認められています。
そのため、介護予防の視点からの筋力トレーニングや機能訓練を指導することができます。
次のような症状や希望があるときは、整骨院に行きましょう。
骨折・脱臼などの痛みへの処置
柔道整復師でないと施術できない症状は、先ほど表などでも説明した骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷です。
これらは柔道整復師が処置すべき範囲内の症状です。
痛みが伴うものでも、例えば慢性の肩こりや腰痛などは対象にはなりません。
「癒し」や「 長く続いている痛みの解消(慢性痛)」を求めるときは整体院
「癒し」や「長く続いている痛みの解消」を求めているときには、整体院がオススメです!
なぜなら、揉んだりこりをほぐしたりする整体特有の施術には「リラクゼーション効果」と「体の循環を促す効果」があるからです。
具体的には、揉んだりほぐしたりすることで副交感神経が活発化されて、体の緊張状態が緩和されます。
これによってストレスも緩和されるので「癒し」効果が得られます。
また、揉んだりほぐしたりという行為は体のゆがみやずれと体内の循環を整える作用があるので、長い間アンバランスだった体を正常に整えることができます。
そのため、ゆがみやずれで長い間バランスを崩していたことで「長く続いている痛み」を解消する効果が得られるのです。
実際に、多くの整体院は、癒し効果が得られる「リラクゼーション系」と、長く続く痛みを解消する「治療系」に分類することができます。
中には、両方の施術ができることを謳っている整体院、整骨院もあります。
施術院を選ぶときのポイント
住まいや職場の近くにある施術院である。
経験上、どんなに凄くてゴットハンドの先生に当たっても近くないと通いづらく少し良くなるといかなくなるので注意です。
症状の説明やアドバイスをしてくれる。
しっかり話を聞いてくれて、なぜ痛みが出ているのか?どうしたら良くなるのか?
を教えてくれる所を選びましょう。
直ぐに『横になってください、押しますね。』という先生には要注意です。
施術院の情報を公開している
情報公開に努めているサロン・施術院を選びましょう。
情報を公開しているということは、安心して利用できるということであり、施術に自信がある裏付けと言えるからです。
今ならSNSを利用している院も増えてるので、そこからチェックするのもオススメです!